採用情報

スタッフの想い

スタッフの想い
「荒木さん、はい、これ食べて!」斉藤さん(仮名)に差し出されたアイスキャンディーに私は驚きました。斉藤さんは、施設のお部屋で転倒して股関節を骨折。一か月入院して現在はリハビリ中です。入院前はひとりで外出もできたのですが、退院したときは車いすでした。施設に戻り、リハビリを始めるにあたり希望をお伺いしたところ「以前のように外へひとりで行けるようになりたい」という強い想いがありました。その目標に向け、車いすから歩行訓練を始めたときには、不慣れな杖に思うように動けず「私、もう前のようには戻れないのかしら」と弱音を吐くこともありました。斉藤さんの願いを叶えれるよう、一歩ずつ共に歩みながら、機能の回復を見守って半年。少しずつ杖にも慣れて施設周辺の散歩なら付き添いなしでも平気になっていました。それがこの日斉藤さんは、以前よくひとりで買い物に行っていたお店に片道30分もかけて行ってきたと言うんです。しょっていてたリュックの中には大好きなアイスキャンディーがいっぱい。私に1本差し出した斉藤さんの汗ばんだ顔は、どこか達成感に満ちた清々しい表情。一緒にアイスキャンディーを食べながら、「もう大丈夫ですね」と思わず笑いあいました。
ご入居者様の生活を支え、一緒に活き活きとした生活を送ることのできるように。 私たちの仕事は、大きな意義とやりがいに満ち溢れています。
情熱を、ぬくもりにかえて。

採用についてのご連絡

メールでお問い合わせ

※メーラーが立ち上がります。