シーハーツ松戸
2023年01月06日
相談員の深田です。
3階にお住いのS様は
とっても気の優しい方です。
今日の夕方
I様の歩行器の方向転換を手伝っている
S様を発見しました。
「大丈夫かなぁ。心配だから一緒に歩こうか。」
そう言ってI様に寄り添って並んで歩くS様。
S様「これはここに置いておくよ?」
I様「ありがとう。」
「頑張ったね。偉い偉い。」
誰かが困っているのを見ると
どうしても放っておけないS様。
S様は本来、
気遣い屋さんで
頑張り屋さんで
気配り屋さんで・・・
とても心の優しい人なんです。
しかし
ここ数ヵ月、S様は
ご自身の感情をコントロールすることが
以前よりも難しくなっているように見受けられます。
具体的には、
イライラすることが増え
怒りっぽさが目立つようになりました。
現在は心療内科の往診にて
内服薬をコントロールし
少しずつですが感情面での不安定さは
改善傾向にあるのかな、と感じます。
こういった症状は
「イライラが完全になくなる=良くなった」
というわけではないので、
経過を追って評価していく必要があります。
傷みたいに目で見てすぐに
結果が分かると良いんですけどね・・・。
本来の「優しいS様」の姿を、
一時期の不安定で怒りっぽかった頃よりも
最近また多く見られるようになってきました。
可愛い鏡餅はご家族からの
温かい贈り物です✨
ご家族の皆さま、どうも有難うございました😊
抱えていらっしゃるご病気により、
感情をうまくコントロールできない。
そんな入居者様は他に
何人もいらっしゃいます。
「病気がそうさせている」
そのことを私たちは
常に頭に入れておかないといけません。
そして、
病気で見えにくくなってしまっている
「その人らしさ」を
もっともっと知らなくてはいない。
そう考えさせられます。
病気のこと、医療分野のこと、
私はまだまだ勉強不足だなぁと
日々痛感しています。。
医療面での知識を伸ばすこと。
これが私の2023年の抱負です✨
頑張ります!
2023年01月05日
看護師の山崎です。
今はお昼休憩中にブログを書いております。
先日、2階のフロアで仕事をしていると・・・・
H夫婦が仲良くソファーでくつろいでいました。
本当に仲良しのご夫婦です。
私が隠し撮りをしている事に気付くと嫌がる奥様。
奥様はカメラが苦手で写真を嫌がります。
でも私は撮ります(;^ω^)
だって、
凄く幸せな光景なんですもん。
夫婦二人でこんな風に一緒にいるなんてなかなかないですもん。
本当に仲良しなんだなぁ♪と思わせられるので
ついついカメラを手にして写真を撮らずにはいられず・・・
奥様には申し訳ないですがたくさんの写真を撮らさせてもらいました。
もちろん、
あとからご了承をご本人様から頂いております(^^)/
夫婦2人でこんな時間を過ごせるのってなかなかないと思います。
私が邪魔をしてしまったあまりに2人の時間を潰してしまったのも事実です。。。。(泣)
すいません。。。
『2人とも仲良しですよね』と私が伝えると
いつもかならず照れるおふたり。
嬉しそうな表情をしていますよね♪
2人に今年の抱負をお伺いすると・・・
2人とも
『健康でいる事』
と答えました。
健康意識がみなさん高い方が多いのがシーハーツ松戸の入居者様です。
旦那様は平均寿命を超えております
奥様は平均寿命に近づいている年齢になっております。
本当に凄い事ですよね。
健康でいれる健康寿命を意識して午後からも利用者様たちと関わっていきたいと思います。
午後からは3階の利用者様の聖光ヶ丘病院の内科往診があります♪
よし!!
午後からも頑張ります
2023年01月04日
看護師の山崎です。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
もう令和5年ですね。
元号が令和になって5年の月日が経ちました。
とても時の流れが早く
1年があっという間に経ってしまっている感覚をもっております。
つい最近に
『令和』になった感じがしております。
今年はどんな1年になるのかなぁ
当然ながら誰もが1つの年齢が増えます。
高齢者の1歳の増加の重みは成人とは違います。
去年もいろいろありました。
さまざまな変化がありました。
今年もその変化が良い方に繋がるように
看護をしていきたいと思います
看護師の役割は
病院の看護師と施設看護師では明らかに相違があります。
施設看護師の方が能力が逆に問われている印象にあります。
看護師次第で利用者様の生活は180度変わってしまう事も少なくありません。
それくらい
求められる看護の価値観が病院と老人施設では異なるからです。
施設で看護師をしている以上
多岐にわたる役割を受け止め、責任をもちながら看護をしていきたいと思っております
そん中、
本日は自立支援をテーマにA様にアプローチをしました。
A様は普段は車椅子に座って食堂で生活をしておりますが
本日は普通の椅子に変更をして
座位がしっかり保てるか!!
どれくらいの時間正しく座位を保持することができるのか!!!
普通の椅子で恐怖感や不安が出現するのか!!!
さまざまな角度からA様のONの時の残存能力を評価しました。
A様の自立に向けたアプローチです。
次は自分でコーヒーを飲む支援。
次は、歩行器による歩行支援
A様はお昼ご飯前の脳トレーニングや口腔体操も積極的に参加してくれて
真剣に取り組んでくれます。
お昼ご飯も自分で食べれるように工夫をしてみました。
A様から
『少しでも歩けて嬉しいわ』
『自分で食べれてよかったわ』
『出来る事が増えるのは嬉しいよ』
ネガティブな事がたくさんある病気を抱えているA様から
前向きで喜んでくれる感想が聞けると私は嬉しくなります。
自立支援の目的は
実際に自立できなくても自立に向けた過程の中で
本人が前向きになったり目標をもったりと
生きがいや達成感・充実度を得る目的で
私は実施していたりしております。
その結果、
認知症の予防や意欲減退防止に繋がり
生活のメリハリが生まれ健康維持が促進されるからです。
施設看護師の役割とは
利用者様の抱えている病気を治すことだけではなく
利用者様の『生活の満足度』、
生活をしながら生きる喜びや目標をもってもらうためのサポートも含まれていると思っております。
自立出来る・できない!!
ではなく
そこに生きる喜びや充実した生活があるか・ないか!!
だと思っております。
看護師の仕事は奥が深く
物凄い知識と経験と人間性が問われます。
私はまだまだ未熟ですが
自分も一緒に看護師として成長していけるように利用者様の日々の看護をしていきたいと思います。
まだまだ自分自身精進が必要です。
ブログについてですが、
たくさんの方にご覧いただき嬉しく思っております
今年も出来る限りの情報をブログを通して
みなさまに報告ができたらいいなぁ!!と思っております。
シーハーツ松戸のブログを見て
『この施設に入居したい』
『この施設に親を預けたい』
などの問い合わせや実際に入居に至ったケースもあり
ご家族の方だけではなく
外部の医療従事者や一般の方からもお声をかけてもらうことが沢山増えました。
今年もコロナとの戦いになると思いますが
施設看護師として出来る事は可能な限り尽くしていこうと思います。
何かご不明な点や聞きたい事・知りたい事があれば
看護師山崎宛にご連絡をください。
看護についてならお気軽に私へお問い合わせをしてください。
今年も利用者様だけではなくご家族の方にとっても
健康で安心な1年になることを祈っております。
最後になりますが
利用者様の生活の安全とサポートは現場介護士あってのことです。
看護師だけでは成り立ちません。
介護士だけでなくリハビリ・ケアマネ・相談員や施設職員みんなで協力し合い
利用者様のサポートを1年通してやっていきたいと思いますので
今年もどうぞよろしくお願いいたします
2023年01月03日
相談員の深田です。
3階にお住いのN様は
進行性の難病を抱えていらっしゃいます。
N様の凄いところは
そんな難病にも負けないメンタルです。
「もっとリハビリがしたい!」
「歩けるようになりたい!」
「もっと良くなりたい!」
「美味しいものが食べたい!」
数えきれないほどの意欲を持っているんです。
もう本当に「凄い!」の一言です。
進行性の難病。
N様の病気を治すような薬はまだありません。
今後、出来なくなることが
増えていくと予想されます。
N様にとってのリハビリは
単なる機能向上を目的としたものでは
ないのだと思います。
リハビリをすることでN様は
進行していく病気に抗っているんです。
N様にとってリハビリは
生活の質を上げるためのカギとなっているんです。
リハビリは「生きる希望」なんです。
「リハビリすごく楽しかった」
リハビリ後、
興奮しながら事務所にやってきたN様。
満足気な表情でした。
私も樋口さんも施設長も(カメラマン・山崎さんも)
嬉しそうなN様を見て胸が熱くなりました。
「もっとリハビリがしたい」
N様のこのニーズにどうお応えすれば良いのか。
各セクションで話し合わなくてはと思います。
大切な大切な課題です。
何を食べたいかの問いに
「鮭のおにぎりが食べたい。」
と即答されたN様。
嚥下機能の低下によりムセ込みがあるため
普段はお粥を召し上がっているんです。
「自分が見守っているからトライしてみよう」
看護師の山崎さんがゴーサインをくれました。
セブンイレブンまで鮭と海苔を買いに走りました!
既製品を買うのは簡単ですが
手作りの方が美味しいですからね🍙✨
N様の目の前でにぎりましたよ😉
鮭のおにぎり完成✨
今日はN様も2階で口腔体操に参加✨
体操中のN様。
活き活きされています。
目がキラキラです。
良くなるためになら何でもしたい!
という意欲がこの表情からも伝わります。
さて、念願のおにぎりです!
「美味しい!」
良かったー✨
N様の「美味しい」が聞けました!
むせ込むことなくおにぎり完食です。
普段は昼食に関しては
なかなか食事が進まないこともあるのですが
看護師と一緒によく見守りながら
むせ込みに十分注意し対応いたしました。
嬉しい
楽しい
幸せ
こんなプラスの感情を引き出せるようなケアを
もっともっとご提供して行きたいなぁと思います。
2023年01月02日
相談員の深田です。
介護・看護の世界では
「個別性」という言葉がよく出てきます。
「個別性を活かしたケア」
これは教科書や参考書なんかによく出てきます。
ケアマネの研修でも何度も出てくる文言です。
まさに言うは易く行うは難しで、
実際の現場で「個別性を活かしたケア」
をするのはとっても難しいことなんだと
最近改めて考えさせられています。
山崎さんが昼食前に行っている体操。
これは個人に向けて行っている体操ではありません。
集団に対するケアです。
でも、やりようによっては
「個別性を活かしたケア」になると私は考えます。
「個別性」を重視するためにはまず
入居者様の生活歴や趣味・性格などを知り、
状態を把握し経過を追うことが重要です。
N様は1日の殆どをベッド上で過ごしています。
眠っている時間も多いです。
それは、100歳という年齢から考えると
当然なのかも知れません。
だからこそ
体操を行うことに意味があるんです!
N様の表情を見てみて下さい。
真っ直ぐ前を見据えています。
体操をしている山崎さんの顔をじっと見て
一生懸命、体操に参加されているんです。
寝ていることの多いN様の1日ですが
体操の時間は、頑張り屋さんのN様にとって
「きちんとしよう!」と思える
大切な時間なのだと思います。
手持ち無沙汰になると家のことが心配になり、
家に帰りたくなってしまうI様。
そんなI様ですが
体操には毎回全力投球で臨んでいます。
今日の体操後も
「体を動かすことが大好きだからね!」
と満面の笑みで仰っていました。
身体を動かすことが苦手なH様。
それでも体操の参加率は100%です!
山崎さんの体操は身体を動かすだけではなく
認知機能面へのアプローチもしております。
だから
計算問題、記憶力を問う問題、
頭を使う問題がたくさん出てきます。
私たち職員も難しい!と思うレベルです。
H様も「分かんねぇなぁ」と言いつつも
この笑顔。いつもそうなんです😊
体操に楽しんで参加してくれています。
集団に向けての体操ではありますが
このように三者三様です。
私たちが入居者様を把握し、
きちんと向き合い、理解しようとすれば
集団体操だって個別性を活かしたものに出来るんです。
一辺倒のケアではすぐに頭打ちになります。
シーハーツ松戸もまだまだ改善の余地があります。
個別性を活かしたケアを目指し、
みんなで頑張って行けたら良いなぁと思います。