シーハーツ松戸
2023年05月28日
看護師の山崎です。
珍しく腕を組んでいるA様。
いつもどんな事を考えているのかな♬
何を思っているのかな♪
ちょっと気になったので本人に聞いてみました
私『今、どんな事を考えていますか?』
A様『私?私ですか?何も考えておりませんよ』
私『物凄く何かを考えている様子ですよ』
A様『そうですか。なんも考えておりませんよ』
とても真剣な表情で何かを考えているように見えませんか??
A様が普段どんな気持ちで
どんな事を考えながらシーハーツ松戸で生活をしてくれているのか。
『QOL』
QOLとは
医療・福祉業界の専門用語で『生活の質』を意味します。
『幸福度』『満足度』『充実度』などから生活の質の程度が測られます。
A様のQOLを見直さなければいけません。
『楽しい』とか『嬉しい』とか『幸せ』などの感情を持つこともとても大切で
それらの感情によってQOLは大きく左右されるのも事実です。
しかし、
感情だけでなく
『環境』でもQOLを大きく左右させることが出来ます。
健康な高齢者に対するQOLと末期がんや認知症、難病の疾患をもつ高齢者のQOLの定義を
同等に考える事は望ましくありません。
専門職としての知識や経験が問われるのがこの議題の評価項目になります。
やれることを一つずつやっていこうと思います。
A様がシーハーツ松戸に入居されて2年の月日が経ちました。
入居日は
令和3年5月25日 (火曜日)
この日にA様と私はシーハーツ松戸で初めて出会いました。
自宅に居た頃はお酒が好きで
毎日夫婦で350mlの缶ビールを2人で半分にして飲み合いっこしていたA様ご夫婦。
シーハーツ松戸に来てからほとんど好きなお酒を飲むことがなくなってしまいました。
お仕事も立派な職業を定年まで勤め、日本を支えてきてくれたA様です。
利用者様ひとりひとりのQOLを測るには
利用者様の『性格』・『病状』・『既往歴』・『生い立ち』・『嗜好品』・『ADL』など
さまざまな情報をもとに評価をしていかなければなりません。
A様!!
私とビールを分け合いっこして乾杯でもしませんか??
2023年05月27日
看護師の山崎です。
少しずつ食事が食べれなくなってきているH様
でも、
まだまだ老いには負けず
頑張っておられます。
ご家族の思いもあります。
話しかければしっかり理解をして
返答してくれるH様です。
体力の低下もあり
覚醒できる時間や会話が可能な時間が
限られてきておりますが
食事以外で私達がH様に支援しなければいけない事は
たくさん存在しております。
まだまだ五感もしっかりしております。
清潔を保つこと
イベントに参加すること
身だしなみを女性らしくいること
体操一つとってもそうです。
耳で聞いて脳が刺激され
目で見て脳が刺激され
肌でいろんな感覚を感じ取っております
刺激ある環境に他の利用者様と同じ空間にいるだけでまったく違いがあります
たくさんの介助が必要な利用者様もいれば
自立した生活ができている利用者様もおられます。
利用者様ひとりひとりのニーズに違いがありますが
要求や欲求がご自身でなかなかできない利用者様のニーズを
汲み取るのが私たちの仕事となります。
見えないニーズにどう支援していくべきなのか!!
H様を看て
看護師としてやらなければいけない事がまだまだたくさんある!と
思う今日この頃です。
何が必要で
何をしなければいけないのか!!
よし、行動化しよう!!
2023年05月26日
看護師の山崎です。
シーハーツ松戸の女性利用者様の健康隊長であるH様。
●メリハリある生活。
●規則正しい生活。
●生活習慣病の予防を考えた生活。
H様の生活は上記3点すべてが整った生活をしてくれております。
誰よりも運動を取り入れ
食事も残さず
規則正しいリズムでシーハーツ松戸での生活を送ってくれております。
ご本人の健康に対する意識の高さ!!
本当に物凄いです。
怠けた発言や行動はいっさいありません。
そんなH様ですが
最近めまいに悩まされる事があり
本日、病院を受診する事になりました。
いつも健康で弱音を吐くことがなく
元気なH様以外を見たことがない我々は
とても心配な気持ちになってしまいました。
シーハーツ松戸の健康隊長であるH様。
そんなH様の健康を維持する為にはどうするべきなのか、、、、
とても悩まされます。
早くめまいが治まって
いつものH様になるように看護していきたいと思います。
本日の夕食の時
めまいの有無や体調の程度を確認する為にH様のところに行くと
元気なH様がおられました。
毎日、礼儀正しく『頂きます』をするH様。
H様『今日のご飯は美味しそうだよ』
H様『ほら、あなたにも食べさせてあげるよ』
H様『口開けなさいよ。ほれっ』
H様『どうぞ。お食べ♬』
H様の心配をしてH様のところに行った私ですが
『あなたもお腹すいたでしょ』と気を使わせてしまった私です。
夕食時はめまいがなくとても快調のH様でした。
本日の夕食後薬からめまいに対する内服薬が開始となります
H様のめまいが早く治りますように。。。
活動と休息のバランスを考えながら
H様の生活リズムが崩れないように
アプローチをしていきたいと思います。
無理しない程度に、ご飯いっぱい食べて下さいね♪
2023年05月25日
相談員の深田です。
昨日メガネスーパーさんに来ていただき、
補聴器の購入に向けてのご相談をいたしました。
数か月前から補聴器の購入を希望されていたO様。
当初はかかりつけの耳鼻科にて購入を進めるはずでした。
しかし様々な事情が重なり、
今回メガネスーパーさんに出張に来てもらうこととなりました。
まずはヘッドホンをつけて聴力のチェックです。
音の大きさだけではなく、音域も調べます。
低音ならどのくらいの音量まで聞こえるのか?
高音ならどのくらい?
これらをチェックします。
高齢者は高音が聞き取りにくいと言われています。
O様も例に漏れず
「高音を聞き取ることができない」
という結果がでました。
O様の場合かなり広い範囲の音域において
高音が聞こえていない様でした。
右の耳はほとんど聞こえておらず
左の耳の方が聞こえが良いとのことで、
メガネスーパーの方やご家族との相談の末
左の耳のみに補聴器を作ることにしました。
ご本人の補聴器が出来上がるのは6月初旬。
それまでは購入予定の型を無料でレンタル出来ます。
ありがたいサービスです✨
取り付け方
取り外し方
注意点
充電方法
などなど・・・
取扱い方法もきちんと伝授いたしました。
伝授したことを書類に落として
みんなに分かるように掲示いたしました。
補聴器って・・・
高いんです。
とっても高価なものなんです。
簡単に購入できる価格ではありません。
とっても高いお買い物だけれど、
今回O様の息子様は
迷わず購入を決めて下さいました。
息子様がどんな気持ちで購入を決めたのか?
耳が聞こえないと他者との会話が減ってしまう。
それによって認知症が進んでしまうのを防ぎたい。
いつまでも父らしく元気に生活してもらいたい。
今回の補聴器の購入には
そんなお気持ちが込められています。
O様はただ補聴器を購入したわけではないんです。
補聴器を使うことによって
O様の生活が豊かになって欲しい!という
ご家族の願いが込められているんです。
私たちはそういうお気持ちも踏まえて
入居者様と向き合っていかなければなりません。
まだまだ使い始めたばかりで
補聴器の拾う雑音に
慣れないご様子のO様。
慣れるまでには数ヵ月を要する場合もあります。
でも、
「他者とのスムーズなコミュニケーション」
「認知症の進行防止」
に向けての第一歩が踏み出せたと思っております。
O様が補聴器に慣れるまで、
根気強く、私たちも色んな案を出し合って
一緒に頑張っていきたいと思います😊