シーハーツ松戸
2024年02月24日
相談員の深田です。
先日、夜勤明けの石川リーダーが
入居者様の髭剃りをしてくれていました。
I様目を閉じて気持ちよさそう。
わたし、結構髭剃りには自信があるんです。
新卒で働いていた施設の主任が
髭剃り等の整容に厳しい人だったので
今でも髭剃りをする時は「主任元気かなぁ」と思い出しちゃうくらいです。
そんな経緯もあって
自分は髭剃り名人だ!と勝手に思っていたのです。
でも石川さんの髭剃りを見ていて
さすが男性!剃り慣れているな~と感心しました。
私にはI様をこんな表情にすることはできないと思います。
続いてO様の髭剃り。
え~!
O様までうっとりとした表情!
よほど石川さんの髭剃りが気持ち良いんでしょうね✨
夜勤明けで疲れているだろうに
ものすごく丁寧に入居者様の髭剃りをしてくれる石川リーダーです。
こんなリーダーがいてくれる施設っていいな・・・と素直に思いました。
2024年02月20日
相談員の深田です。
前回の続き✨
大分の郷土料理を味わっていただく
今月の食イベント🍄
料理の詳細は前回のブログをご覧ください😊
2時からの開催ですよ~とお伝えしても
2時前にはぞくぞくと集まってしまう入居者様。
準備している身としては皆さまの視線が痛いです。
プレッシャーです。
もう毎回そうなんです。笑
でも、それだけイベントを楽しみにしてくれているんですよね!
嬉しい限りです😊
施設長が大分からお取り寄せしたしいたけ✨
焼きたての良い香りが漂います。
この焼き台は網の部分が持ち運びできるので
焼いてすぐに皆さまの元へお持ちできるという
画期的な商品です✨
焼きたてのしいたけに皆さま大興奮です!
イベントの時の入居者様は
本当に良い顔をしています!!
2月に入り何だかんだバタついておりまして
今回のイベントに関しては
全っ然告知ができていなかったんです💦(反省。)
にも関わらず、スムーズに入居者様が集まり
皆さま大満足のままお部屋へ戻られました😊
毎月恒例となった食のイベントが
入居者様の生活にもしっかりと根付き、
対応している職員もイベントに慣れてきたからこそ
滞りなく実施することができているのだな、と感じました。
イベント時の入居者様のキラキラしたお顔や
積極的に協力してくれる職員の姿を見ると
イベントを継続し定着させることの意義や
施設全体のチームワークの重要性を再認識します。
そしてそれらが次回のイベントを企画するうえでの
私たちのモチベーションにも繋がります。
食べきれなかった分のイベント食は
厨房さんへお裾分けしています😋
2024年02月18日
食のイベント! 2024年2月編!
相談員の深田です。
今日は毎月恒例✨食のイベント✨の日でした!
先月に引き続き大分県の郷土料理を作って、皆様にふるまいました✨
メニューは
・しいたけのガーリック焼き🍄
・しいたけのポタージュ🍄
・とり天🐔
・やせうま(小麦粉団子に黒蜜きな粉をかけたもの)
しいたけが主役の今回のイベント。
なんとなんと!
施設長が実家(大分県)のお母さんに頼み、
原木しいたけを送ってもらったのです!
原木しいたけは生産農家が減りつつあるのだとか。
スーパーでよく見かけるのは菌床しいたけ。
菌床しいたけのメリットは低コストで安定した栽培ができることです。
一方、原木しいたけは栽培に手間がかかるうえ
収穫量も安定的ではありません。
でも!
その分、味も香りもそれはそれは格別なんです✨
大分県産の原木しいたけ✨
なんて贅沢なんでしょうか✨✨✨
施設長が子供のころは、家の外に出たら
しいたけの匂いがそこでじゅうに漂っていたそう。
しいたけは買うものではない、採るものだ。
しいたけなんて家の外の木に生えているのだから。
そんな馬鹿な~って話ですが全部本当の話です。
すごいなぁ!大分県!
樋口さんはとり天担当
施設長はやせうま担当
イベントの日だけ輝きを見せる佐藤施設長です。
樋口さんがお料理すると
何でもおいしそうに見えちゃうんですよね~😋
下味をつけた鶏肉です。
これに衣をつけて揚げていきます!
その都度こまめに揚げて
皆さまにはアツアツをご提供いたしました😊
ちなみにとり天にはポン酢をかけるんです。
どんなポン酢?
スーパーでよく見るあの黄色いラベルの味ぽん?
いえいえ、そんなそんな!
シーハーツ松戸のイベントはいつも本気度1000%!
もちろんポン酢も大分からお取り寄せしましたよ!!
カボスぽん酢!
まさに大分一色です!
大分を存分に味わっていただきたい!!
本場の味を再現して喜んでもらいたい!!
わたしたちを突き動かす原動力・・・
それは入居者様の笑顔です!!
こんな風に書くと途端に胡散臭くなっちゃいますね。
でも、全部本当の気持ちです♡
しいたけのポタージュは
しいたけ、玉ねぎ、ジャガイモをバターで炒めて
水を入れて柔らかくなるまで煮込みます。
これをミキサーにかけて牛乳を加え
コンソメと塩コショウで味を調えたら・・・
原木しいたけを贅沢に使ったポタージュの完成✨
しいたけの香りがめちゃくちゃ濃い!
さすが原木しいたけ!
これはですね、この日のために新調した炉ばた焼器です!
しいたけのガーリック焼き・・・
めちゃくちゃ写真映えしますこの機械!
しかもこうやって取り外して
皆さまの目の前までお持ち出来ちゃうんです!
すごーい!!
焼鳥とかも出来ちゃうじゃないですか!!
夢が広がるな~✨
さぁ準備が整いました!
あとは入居者様を待つのみ!!
皆さまの反応は
また明日のブログで~😋✨
2024年02月14日
看護師の山崎です。
H様のアプローチ第二弾!!!
昨日に引き続き本日も積極的にアプローチをかけます!!!
H様の病態を把握して、ぎりぎりのラインでアプローチをかけております。
下手すると病状の再発や状態の悪化リスクを伴いながらのアプローチです。
やらなければH様の健康状態は悪い方向へ進行してしまう事は明らか。
H様の病態は
○心不全からの胸水貯留に加え、尿量管理と浮腫・体重の増加。
○嚥下機能低下に伴った誤嚥性肺炎リスク。
○糖尿病による血糖上昇や食事量低下によって起こる低血糖症状。
○認知症の周辺症状のアパシーによる食思不振。
そして、
重度下痢症状が追加されてしまっている状況です。
さまざまな問題をアセスメントしながら看護実践が必要となります。
アセスメントによるアプローチには
必ず『時間と労力と知識』が必要となります。
やるかやらないかは我々次第。
やらない判断は簡単だし楽です。
H様アプローチ第二弾は
牛丼とカレーをmixした
『牛カレー』
昨日のブログに書いたように
H様の五感を刺激しているんです。
認知症のアパシーを改善する為に、
脳を活性化させる目的で五感を刺激!!
牛丼の匂いを『プンプンさせる』
カレーの匂いを『プンプンさせる』
これらをmixさせた匂いをH様に提供!!
凄い良い表情のH様。
H様『いい匂いだな。美味しそうだよ。食べていいの?』
どうぞ!どうぞ!!
たくさん、召し上がってください!!!!!
食事を嫌がっていたH様が
こんな素敵な表情で食事に対して意欲を持って貰えるようになったことが
何よりも看護師としてのやりがいです。
自分から食べたいと思い、自分で食べる食事行動を取ってくれるH様。
奥様も一安心♬
食後はご夫婦二人の時間♬
ぎりぎりのラインを攻めながらH様の看護をしていく中で
下の写真のようにH様の素敵な表情を見ることができると私も安心します。
常に怖さを持ちながら看護をしております。
プレッシャーを感じながらの看護です。
でも、
それが医療従事者の使命だと自分に言い聞かせながら
利用者様の看護をしております。
H様を大切に思う家族が、H様にはたくさんおります。
H様の為にも
家族の為にも
不安定な状況から早く脱却できるように頑張ります。
2024年02月13日
看護師の山崎です。
先月、退院してきたH様。
↑ こちら退院直後に撮った写真です。
病院ではほとんどご飯を食べず胃ろうによる栄養方法などの説明が
医師からあったくらい入院中はご飯を食べることができなかったH様。
シーハーツ松戸に
退院して2週間が経過しました。
↑ こちらは今日撮影した写真です。
退院直後と比べると、表情が全然違います!
入院生活ではまったくご飯を食べなかったH様ですが
今では7割~10割の食事を食べることができるくらいに回復をしました。
しかし、
シーハーツ松戸でしっかりご飯を食べるようになってくれたH様ですが
新たな問題が発生。
今度はペースト食による下痢を起こしてしまい
1日複数回トイレに行かなければいけないくらい食事による下痢が発生。
その結果、、、
腹痛からトイレに行く回数が増え
転倒や転落も重なり、、、、
下痢を改善する事が一番のアセスメント項目。
看護過程にあてはめ
どうやったら下痢を改善できるのか!
●ペースト食以外ではむせ込みが発生してしまい誤嚥性肺炎リスクが上昇する。
●ペースト食では下痢を起こしてしまっている。
●入院生活で筋力が低下し転倒リスクがある状態。
●下痢により腹痛やトイレ行動が増加し転倒・転落が発生してしまっている。
問題を解決するためにどうするべきなのか!!!
我々の現場では
このような問題がたくさん存在しております。
利用者様の健康の維持や安全な施設生活を送るために起きた問題を解決しなければいけません。
○ペースト食を中止しなければいけない。
○その他の食事形態(キザミや一口大)だとむせ込みが発生し誤嚥性肺炎リスクが高まり
再度入院生活になりうる。
○整腸剤・整腸食では改善しないくらいの下痢状態。
○トイレ行動が多く転倒リスクが高いため、下痢を改善しなければいけない
どうするべきなのか!?
さまざまな問題が日々起きており
利用者様の医療問題は毎日何かしらの問題が発生しております。
【ペースト食を中止する決断。そして、
下痢をしない食事形態をむせ込みなく食べてもらうアプローチ】
これらを遂行する判断をしました。
怖いことは誤嚥性肺炎による再入院や病状の悪化です。
ではどんなアプローチをするべきなのか!!!
テーマは
『五感』
五感を刺激してH様の脳へアプローチをかける作戦を本日は実践してみました。
美味しそうな焼きそばの写真。
これをお見せしてまずは視覚からの情報で
「美味しそう」と感じてもらう。
そしてH様の目の前で調理することにより
匂いや音を楽しんでもらう。
「うん!いい匂い!」
前のめりになりながら匂いをかいでいました。
餡がグツグツと煮える音もフロアに響きました。
臭覚や聴覚からの刺激も大切です。
「食べたい!」という気持ちにさせて
H様の食欲を刺激します。
イカやエビは誤嚥のリスクが高いため取り除きました。
写真映えしない見た目ですが・・・
でも、ちゃんと美味しそうです!
自ら箸を持ちめんを口へ運びました!!
入院中はご飯を食べることすらままならなかったのに!
咀嚼はまだ回数が不足している印象ではありますが
久しぶりの固形物のお食事にしては上々の走り出しではないでしょうか。
むせ込みも見られましたが想定の範囲内といったところ。
目で見て「食べたい」を刺激!
耳で聞いて「食べたい」を刺激!
匂いをかいで「食べたい」を刺激!
暖かいものは温かいうちに美味しく召し上がってもらう。
食の好みを考慮して提供する。
食欲のない入居者様に対しては
『五感』を意識したアプローチがとても重要なんです!
これは今日買ってきたH様の食事評価セットです。
しばらくの間は朝食と夕食は引き続きペースト食で
昼食に関しては看護師や相談員で
上の写真のような食事を提供し、
咀嚼・嚥下状態・むせ込みなどを評価しながら
食事形態の向上に向けて取り組んでいこうと思います。
ペースト食2食、通常食1食。
これで下痢が治まるかどうかも並行してみていきます。