シーハーツ松戸
2021年10月11日
スマホを使いこなすには・・・?
相談員の深田です。
2階にお住いのA様。
ご家族のご厚意で先月よりスマートフォンに切り替えたのですが、どうも電話の出方が分からない・・・😂
口頭で説明するよりも目で見た方が分かりやすいかな?と思い、簡易的ですが「電話に出る手順表」を作ってみました。
今日の午後は紙を見ながら二人で特訓をしました。
プルルルルルル📞
私「Aさん、電話に出てみて下さい!」
A様「え!あぁ、この緑のマークだね。えっと・・・」
私「ゆっくりで大丈夫ですよ」
A様「ここをタッチして右にずらして・・これでいいのかな?」
私「もしもーし!聞こえますか?」
A様「あ、あなたの声が聞こえる!」
私「成功です!Aさんおめでとうございます!」
このようなやり取りを5回ほど繰り返しました。
これで使えるようになった・・はずです!
A様はご夫婦で入居されています。長男様は兵庫県にお住まいです。
とてもご両親想いの長男様で、「こまめに電話を掛けてくれるんだよ」とA様はいつも嬉しそうに話してくれます。
そんなA様の気持ちを知っているので何としてでもスマホを使いこなして頂きたい!と思います。
まだ使い始めて数日です。
分からないことがあればその都度ご対応したいと思います😊
私の父(65歳)も持っていないスマホを89歳になられるA様が頑張って使いこなそうとされています。
何歳になっても「やってみよう」とチャレンジする姿は、もうそれだけで応援したくなってしまいますよね!
【息子様のお電話に百発百中出られるようになる!】
これがA様と私の当面の目標です!
2021年10月11日
食事前に行っていること
相談員の深田です。
シーハーツ松戸には食事委員会というものがありまして、看護師の山崎さんを委員長に介護士の斎藤さんと私の3人で活動をしています。
今回食事委員会の活動をするにあたり、摂食・嚥下障害の本を買ってみました。
(でも言語聴覚士向けの本なので内容が難しいんです・・😓かいつまんで最後まで読んでみたいと思います。)
このように少しずつ勉強をしたり山崎さんに色々教えてもらいながら「摂食・嚥下の5期モデル」というものが食行動において重要になることを学びました。
5期モデルは①先行期②準備期③口腔期④咽頭期⑤食道期の5つに分かれています。
今回はこの5期モデルの詳しい説明は省略します。
5期モデルの中でも重要と言われている①の先行期において、シーハーツ松戸ではどの様なアプローチを行っているのかを今回ブログに書きたいと思います😊
先行期とは摂取行為を発動させるための期間です。
皆さまに「今から食事なんだ」ということを理解し認識していただくための大切な期間となります。
例えば、お食事前に温かいおしぼりで手を拭くこと。
これは何気ない行動に見えますが【おしぼりで手を拭く=食事前の行動=今からごはんを食べる🍙】と、過去の経験や記憶に結びつけることが出来ます。
そして食事を摂る段階になったとき、見た目・匂い・味・硬さなどを5感で認識し、どれくらい口に含みどのように食べたらよいのかを判断します。
シーハーツ松戸ではお食事前に口腔体操をし、最後に献立を読み上げるようにしています。
口腔体操は舌や口の周りの筋肉を動かすことで噛んだり飲み込んだりの動作がスムーズになる効果が期待できます。
また、唾液の分泌を促すことで食べ物が喉を通りやすくなります。
献立を耳にすることにより「今から食事」という認識を深めることにも繋がります。
これらは食事前のアプローチとしてとても大切な事です。
昔は無意識のうちに出来ていたことも、加齢によりそれが少しずつ難しくなってきます。
入居者様の持つ能力をいかに維持・向上して行くのかが私たちに求められている事です。
入居者様が今日も明日も美味しくごはんを食べられるように✨
その為に何をすれば良いのかを常に考え、皆さまと関わって行きたいと思います😊
2021年10月10日
退院後のご様子。
看護師の山崎です。
シーハーツ松戸のブログを家族の方やそれ以外の方も見て頂き
たくさんの反響がありうれしく思っております。
今日は先月退院されたN様の退院後のご様子を御家族の方へ詳しく電話だけではなく
写真を活用して施設の生活の様子をお伝えしたくブログにアップさせて頂きました。
もともと杖で歩行をしていたN様。
入院をきっかけに筋力の低下があり退院してからは車椅子生活をしておりました。
最近では車椅子での移動から歩行器を使用して歩行器歩行が出来るようになりました。(写真①)
まだまだ安定した歩行とは言えませんが少しずつではありますが自分の力で歩く動作が出来るようになっております。
私『歩くのはどうですか??怖さとかありますか?』
N様『そうだね。ちょっとまだ怖いかなぁ。でも歩かなきゃ歩けなくなるから頑張るよ』
私『どのような場面で怖さがありますか?』
N様『立ち上がった時とかかな。でもちょっとでも長く歩くとまだ怖いね。』
私『焦らずゆっくり前進していきましょうね。』
N様『でもね、自分で歩けるようになったから嬉しいよ。そうだね。ゆっくりやっていきたいよ。地道にね』
無理な向上のアプローチは施設では実施しておりません。
なぜならば転倒・転落リスクがあり、それにより骨折や打撲などの外傷を発生させてしまい
より一層予後を不良とさせてしまうからです。
『99歳!!』
来年で100歳を迎えるN様!
本当に凄いです。
N様の性格は本当に穏やかで怒る事がありません。本当に優しい方です
写真②のようにずっと笑顔でいつも優しく私たちに接してくれます。
N様の生活の支援をさせてもらう中で看護師としてとても勉強をさせてもらっております。
『生活の質を維持し少しずつ向上していくこと』
これが私のN様の看護テーマになっております。
『生活の質』とは『生活の満足度』を意味します。
看護師の国家試験に必ず出題される問題です。
N様の満足度(生活の質)をあげる為にどうしたら良いのか!!
看護師として何ができるのか!!何をしなければいけないのか!!
まずは先月入院をしてしまった原因の追究と再発の防止!!!
そして早期発見と早期対応。
入院が必要となりうる病状の再発を避ける為
医療面で担当医師と協力してフォローさせてもらっております。
再発する可能性がある中で看護師としてこの病気をどう管理し
どのような看護をしていく必要があるのか!!
私だけではなく看護師同士でカンファレンスを実施して病状の管理をさせてもらっております。
そんな中で『満足度』をどう向上することができるのか!!
まずは入院前のN様が当たり前に行っていた生活のルーティンを取り戻すことになります。
大好きなカルピスをペットボトルごと飲む事!!(写真③)
マージャンを仲良しの利用者様同士で一緒に楽しむ事!!(写真④)
いつものメンバーでいつもの食堂の席でいつものように当たり前に食事をする事!!(写真⑤)
この入院する前まで当たり前であったことをまずは出来るようになる事が大切にあります。
これが意外と大変で難しいのです😢
看護師だけではなく施設長、相談員の深田さん、ケアマネの樋口さん、リハビリの徳田さん、
現場介護士のみんなの力を借りて
N様の当たり前の日常を取り戻すアプローチをしている最中にあります。
その中で転倒や転落、病状の再発リスクなどの問題と向き合いながら生活のお世話を
させてもらっております。
次の誕生日で100歳になるN様!!
健康管理の難しさを日々感じながら看護をさせてもらっておりますが
達成した時の喜びや安堵感は計り知れないものがあります。
いつまでも元気にシーハーツ松戸で生活できるように!
当たり前の日常を当たり前に送ることができるように!
看護師として頑張っていきたいと思います。
2021年10月09日
日日是好日
相談員の深田です。
昨日のブログの続きです。
昨日午後はU様の受診付き添いを樋口ケアマネと私で対応いたしました。
病院の待ち時間に高カロリーゼリーを召し上がっていただきましたがこの表情・・・(写真2枚目です。)
U様は自分のペースをとても大事にする方です。
私たちが無理に介入しようとすると2枚目のお写真のような表情になってしまいます。
しかし状態の安定しない時は介入が必要な場合もあります。
少しでも水分と栄養を・・と思って無理のない程度に飲んでいただいたのですが昨日は少し辛そうでした。
そして✨
コップをもって紅茶を召し上がっているお写真は本日のU様です。
お熱も下がりお得意の「美味しい」が無事に聞けました😊
昨日のU様とは別人の様です。
先日の水曜日に娘様がご面会に来て下さったのですが、今思えば本調子じゃなかったのだろうな・・と思います。
今日の元気なU様の姿が少しでも伝わると嬉しいです。
お隣に座っているH様が、
「おやつは全部自分で食べられたじゃない!すごいすごい✨」
いつも通りU様を気に掛けてくれました。
ベッドから車椅子に移る動作も半分くらいはご自身で行っていただけました。
先ほども書きましたが、U様は自分のペースをとても大事にする方です。
提供する介護量の見極めはとても大切です。
U様が一つでも二つでも自分で出来ることが増やせる様にお手伝いしていきたいです。
また不安定な波は来るかもしれません。
その都度対応を考え工夫していければと思います😊
2021年10月08日
受診付き添いの日
相談員の深田です。
本日は入居者様の受診付き添いをしました。
天気も良くて受診日和✨
午前中、3階のH様とS様の仲良し二人組を連れて聖光ヶ丘病院へ行ってきました。
着くまでの道中「私たちは病人なんだから静かにしていないと」なんて仰りつつもずっと会話が途切れなかったH様とS様。お二人ともご入居されて10年になります。
病院の待ち時間も色々なお喋りをして楽しそうにされていました。
H様「ところで私たちどこが悪いんだっけ」
S様「あなたは腰と膝でしょ。歩くと痛がっているわよ。」
H様「痛いところを忘れちゃうくらいならそんなに心配ないわよね。せっかく来たからには診てもらわないとね。」
・・・漫才をしているようなお二人です。笑
本日診て下さった医師がまたとてもユーモアあふれる先生で、笑いの絶えない明るい診察でした。
病院の帰り道はH様のリクエストにより21世紀の森の並木道を通って帰ってきました。
「受診に行ったというよりドライブに行った気分で楽しかったわ。」とH様。
喜んでいただけて良かったです😊
受診付き添いは入居者の皆さまとゆっくりお話しができる貴重な時間です。
今日の午後も受診付き添いがあったのですが、その時の様子はまた後日アップしたいと思います。
H様とS様はお写真NGなので21世紀の森の写真を貼り付けておきます。
お二人とも、本日は受診お疲れさまでした~✨