相談員の深田です。

 

 

今月6日にご入居されたばかりのI様。

I様を施設にお迎えするにあたって

事前にできる範囲で準備を進めてまいりました。

 

 

でも、1番大切なのは実際にI様に対面し

情報収集をすることです。

 

昨日は看護師の山崎さんが

簡易的な認知機能検査や身体機能の確認、

食事動作や嚥下機能のチェックを実施し

I様が現在抱えている問題を抽出してくれました。

 

今後どのようなケアを提供していくのか?

I様にとっていま必要なことは何なのか?

 

まず、問題として浮かび上がったのは

I様の耳が聞こえづらいという点です。

 

私たちが話しかけても、

それを理解して下さっているのかどうか・・・

生返事をされることも多いので、

 

「それなら文字にしてみたらどうだろう」

と、山崎さんがこちらの要望を紙に書いてみました。

 

 

よく噛んで召し上がってください

 

お食事の際、ついつい早食いしがちで

咀嚼も疎かになることが多く

むせ込みが頻回だったI様。

 

昨日の昼食時は

この紙をじっと見てきちんと理解された模様。

一口に対して、しっかりと20回以上の咀嚼をしてくれました。

 

 

むせ込みがゼロになったわけではないですが

ここ数日では一番、むせ込まずにお食事を召し上がることができました。

 

 

情報収集の大切さを再認識した出来事でした。

私ももっと広い視点を持ち

入居者様に向き合わなければいけません。

 

 

今後、お試しで補聴器をレンタルする予定です。

補聴器は合う・合わないがあるので、

I様が補聴器を嫌がらずに使えるといいな。

しっくりくる補聴器に出会えますように✨

 

ラウンジの席にもすっかり馴染んでいる様子です。

I様の毎日が穏やかなものになるように

職員みんなでケアにあたりたいと思います。