相談員の深田です。

 

 

明日は新規のご入居があります。

 

新規入居者様であるH様。

H様のお母さまは以前、シーハーツ松戸もご入居されていました。

 

 

今は天国でH様を温かく見守っているであろうお母さま。

生前口癖のように

 

「娘のことを宜しく」

 

と、後見人さんにお願いしていたようです。

 

 

 

H様には精神疾患があります。

 

精神疾患の患者様を老人ホームで受け入れるケースは多くはありません。

どこの老人ホームにも断られてしまうのが現実です。

 

 

 

シーハーツ松戸でも

 

受け入れるべきなのか・・・?

受け入れたとして私たちに何が出来るのか・・・?

 

職員一人一人に様々な葛藤がありました。

入居前の今も、私たちはまだまだ葛藤だらけではあります。

 

 

 

でも、後見人さんの

 

「シーハーツ松戸なら何とかしてくれるんじゃないか」

 

という強い期待に応えたいと感じた施設長は

 

「一度チャレンジしてみよう」

 

という結論に至ったようです。

 

 

 

有料老人ホームではよくあることですが、

重度の疾患を抱えていたり

集団生活を送るのが難しい方を受け入れる際

多かれ少なかれ現場からの反発があったりします。

 

 

私も介護士として働いていた時期があるので

そういった現場の気持ちはよく分かります。

 

そして、介護士ではなくなった今も

現場の想いを汲み取ることの大切さを認識しているつもりです。

 

 

 

では、施設全体のバランスを考えたとき

相談員がするべきことは何だろう?

 

 

H様のご入居にあたり自分なりに

あれやこれやと考えました。

 

 

色々悩んでも、いつも同じような答えになってしまうのですが・・

私が相談員としてするべきことは

 

「チャレンジしてみよう」

 

という施設長の決断を批判するのではなく

 

「どうすればうまく行くのか?」

 

と、施設全体を前向きな空気に変えていく事だと考えました。

 

 

 

 

 

まずはやってみてから。

やってみないうちは何も分からないです。

 

 

やるのは現場の介護士だけではなく

看護・リハビリ・ケアマネ・相談員、全セクションです。

セクション同士の協力体制が不可欠となります。

 

 

そして知識も必要、勉強も必要です。

 

 

そんな経緯があって昨日山崎さんが

統合失調症の勉強会を開いてくれたんです。

 

勉強会に参加出来てよかったと思える

有意義な時間となりました。

 

人間の身体は本当に奥が深いです・・・。

もっともっと勉強しなくては。

 

 

 

さて、明日の入居に向けてお部屋の準備が概ね整いました。

 

大好きなキティちゃんを並べて

 

壁にもキティちゃん

 

そして、大好きだったお母さまのお写真を。

 

知っているお顔を眺めながら過ごすうちに

新しい環境にもすんなりと馴染んで下さるかな。

 

 

H様が穏やかで幸せな時間を過ごせるように

職員みんなで協力していきたいと思います。