相談員の深田です。
今朝の申し送り中
介護士の小原さんが
「今のNさんのレベルと、提供している介護量が見合っていない」
「口腔ケア・パジャマへの更衣・トイレ誘導、これらのケアをもっと積極的に介入するべきだ」
とみんなに問題提起していました。
元々は介護拒否があったN様ですが
「自分が対応した時は介護拒否が無かった」
「最近ADLも落ちて来てるから、Nさんももしかしたらもっと介入して欲しいのかも・・。」
と小原さん。
今のN様にはどのくらいの介護量が適切なのか
他の介護士と情報共有できるよう、
個別申し送りファイルに小原さんの見解を記入してくれました。
介護って答えを一つに絞って
「絶対こうした方が良い!」
と言い切ることが難しい仕事です。
色々な方向から物事を見て
何が適切なのかを見極める必要があります。
「何が適切なのか?」
は、よくよく考えないと職員主体になりがちです。
こうした方が早く終わる。
こうした方が業務がスムーズ。
こうした方が手がかからない。
残念なことに
それらを「的確」と考えてしまう事もなきにしもあらず。
業務の効率化はもちろん大切ですが
私たちに求められているのはそこではありません。
私たちが相手にしているのは
「物」ではなく「人」だからです。
感情を持っている「人」を相手にしているからこそ
個別性のあるサービスが求められます。
そんななかで小原さんは率先して
N様の個別性を重視したケアを提供しよう!と
みんなに働きかけてくれました。
N様の抱えている病気は進行性の難病です。
病状は少しずつ進行していきます。
状態の不安定さから、精神的にも波がみられます。
だからこそN様に寄り添ったケアや
優しい声掛けが必要になります。
今日の小原さんの働きかけに私は心を動かされました。
現場を動かしている介護士同士でこの様に
率先して問題提起をすることが出来れば
ケアの質はもっともっと高くなると感じます。
小原さんのN様に寄り添った今日の気付きを
無駄にすることがない様に
今後のケアに繋げて行けたらと思います。
こんな風に頑張っている介護士が多いのが
シーハーツ松戸の自慢でもあります✨
これからも現場の介護士さんの紹介を
ブログを通していっぱいしていきたいなぁと思います😊