相談員の深田です。
昨日のブログでも登場したT様。
昨日の昼食時。
おにぎりは完食して下さったのですが、
おかずには殆ど手を付けずだったんです。
T様は現在腰痛により食事量が減っています。
お身体の変化により、精神的にも落ち込みが見られています。
いつも残さずキレイに召し上がるT様。
今は半分くらいお食事を残されています。
運動量も減っているので、お腹も空かないのでしょうか。
筋力を少しでも維持していただくためには
タンパク質の摂取が欠かせないのですが、
「おかずは食べたくない!」
の一点張り
困ったなぁ。
おにぎり1個だけじゃ・・・
その時思いつきました
餃子パーティーのイベントで使った際に
冷凍保存していた餃子を、
T様の目の前で焼くことにしました。
美味しそうだな
食べたいな
そう思う時ってどんな時だろう?
ジューっという餃子の焼ける音。
料理の音って食欲をそそられますよね。
ごま油の良い匂い。
美味しそうな匂いを嗅ぐとお腹が空くのは私だけではないはずです。
綺麗に焼けた餃子を見ると
思わず箸を延ばしそうになります。
美味しい!
食べたい!
を引き出すためのアプローチ。
それは味覚や触覚だけではなく、
聴覚、嗅覚、視覚を刺激すること✨
私はなんとかT様の食欲を引き出したくて、
スーパーの実演販売みたいな感じで
T様の目の前で餃子を焼いて、
焼き立ての餃子をご提供しました
ほら!
T様、食べて食べて!
「こんなにしてくれなくても良いのに・・」
照れくさそうにそう仰るT様。
あっ!!
良い表情です!
このお顔が見たかったんです!!
昼食のおかずに手を付けなかったT様ですが
餃子は食べてくれましたよ✨
召し上がった個数は少なかったけれど、
毎日コツコツ。
焦らず気長に行きましょうね、T様
あの手この手を使って
T様の食欲不振に向き合っていきたいと思います。
毎日3回のお食事。
一人でも多くの入居者様が
ちゃんと「美味しい」と感じながら、
お食事の時間を楽しめたら良いな・・と思います。