急に冬らしくなり、暖房をつける機会がが多くなってきましたが、
この時期に多い事故をご存じですか?
思い浮かぶのは、火事や一酸化炭素中毒(不完全燃焼)
などが思い浮かぶと思いますが、
実は・・・入浴時の事故が多いんです。
「えっ」と思う方もいるかもしれませんが、リビングや
自分のお部屋って快適に過ごせるくらい暖かくしていますよね。
ところが・・廊下やトイレ、脱衣場等はどうでしょう。
一般的な家庭ではそこまで暖房をつけてないと思います。
その寒暖差が原因らしいですよ。
これがヒートショックと言われるものです。
※暖房のきいた暖かい部屋から、冷え込んだ脱衣所に移動して衣服を脱ぎ、
浴室も寒いと、血管が縮まり血圧が一気に上昇します。
その後、浴槽に入り体が温まってくると血管が広がり、急上昇した血圧が
下がります。この急激な血圧の変化により、一時的に脳内に血液が回らない
貧血の状態になり一過性の意識障害を起こすことがあります。
浴槽内での意識障害が溺れて死亡する事故の原因の一つとして考えられています。
対策
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
- 湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分までを目安にする
- 浴槽から急に立ち上がらない
- 食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
- お風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける
- 家族は入浴中の高齢者の動向に注意する
~政府広報オンラインより~
上記の内容を把握しておけば、事故は防げるかもしれませんので、
ご参考にしてもらえればと思います。
特に高齢者の方は気を付けてください。
明日以降に「風呂場で倒れている人がいたら」どのような対応を
行うべきかを書かせて頂きますので、そちらもご参考にして頂ければと
思います。