看護師の山崎です。
今日は認知症についてブログに書きたいと思います。
日本全国で65歳以上の方の中で、認知症の方ってどのくらいいると思いますか?
だいたい600万人から700万人の方が認知症を患っています
日本の65歳以上の5人に1人は認知症を患っていることになります。
80歳以上でいえばもっともっと多くの方が認知症を患っている事になります
代表的な認知症の薬は
●ドネペジル
●ガランタミン
●リバスチグミン
●メマンチン
この4つが有名な薬になります
看護師や介護士なら知っている薬ではありますが
実は2011年以降から認知症の新しい薬が認可がされておりません。
治験の最終段階で中止になってしまった薬はありますが
日本では認可されることはなく未だに中核症状に対して上記4つの薬を使用している状況になります。
10年以上新しい薬がでできておりません。
アメリカでは『アデュカヌマブ』という新薬が一部条件付きで使用されておりますが
日本ではこの薬は認可されることはなく治験の段階で取り消しとなってしまいました。
なぜなのか!!???
なぜだと思いますか???
なぜ認知症の方がこんなにもたくさんいるのに
新しい薬が開発され使用することができないのか!!!!
理由は、
認知症の原因が未だにはっきりと解明できていないことにあります。
そして、
治験も人間ではなくネズミや小動物を使用しての治験で
効果の有無や程度の判断がとても難しい事が一因となっております
副作用や効果があまり期待できない(効果があるのかどうかがはっきりしない)
ことなどさまざまな問題が起きております
上記4つの認知症の薬も認知症を改善・完治させる薬ではありません。
進行を遅らせる薬になります。
では!!!
どれくらい認知症の進行を遅らせることができるのか???
これについては個人差が物凄く大きく
医師でもはっきりと答えることができません。
まったく効いていない人もいます。
もちろん薬なので副作用もあります。
投与する量も最小から最大まで各薬で幅があります。
シーハーツ松戸の入居者様も認知症を患っている方が多くおります。
看護師として
『特効薬があればどんなに良いモノなのか!!』
これを毎日のように思い、願っております。
現代社会では
スマホ依存症から若年性認知症になることもわかっております
これから益々認知症の方が若い世代からも発症し罹患者が多くなります。
早く!!
とにかく早く!!
1日も早く認知症の特効薬が開発され使用できる日がくることを願っております
認知症の方へのアプローチは
1番に『薬物療法!!』
ではありません。
薬を服用する事が1番の優先順位になってはいけません。
非薬物療法と言って
薬を使わない治療!!!
これがともて大切です。
非薬物療法の目的は
認知症の進行や根本的な解決を目的としておりません。
●睡眠リズムの整え
●意欲の低下防止
●リラックスできる精神面
●笑顔
●生活への活力
●イライラの防止
これらを目的としたアプローチが非薬物療法では効果が期待できます
昨日は
介護士の山本さんが音楽療法を午後から実施してくれました。
音楽療法は認知症の方にとって
とても
とぉーても
効果的なんです。
音楽療法は
認知症の薬なんかよりも!!
医師や看護師なんかよりも!!
音楽療法の効果やアプローチは
認知症の方にとって偉大であり大切な治療だと私は思っております
そんな音楽療法をシーハーツ松戸では介護士の山本さんが実践をすることができます
こんな強みはありません。
毎日やってほしいくらい本当に助かっております
音楽療法を受けている利用者様達は
みんな真剣で楽しそうです。
たくさんの方が参加してくれました。
いろんな催しを介護士や相談員・ケアマネ・施設長が企画をして開催をしてくれております。
『シーハーツ松戸に来てよかった♫』って思ってくれると嬉しいです♪
利用者様がそう思ってくれると
スタッフ一同、励みになりモチベーションにもなります。
コロナになんかに負けたくない!!
みんなで頑張っていきましょう!!!!