看護師の山崎です。
今日は
『偽痛風』
についてブログをアップします。
利用者様の中でたまに、
『肩が痛い』
『膝が痛い』
『足首や手首が痛い』
と関節の部位の痛みの訴えをする方が居られます。
中には痛みから
『腕が上がらない』
『歩けない』
など生活に支障がでるくらいの症状が発生する方も居られます。
整形外科を受診すると
『偽痛風』と診断されることも少なくありません。
偽痛風???
痛風の偽物??
どゆこと??
って思いますよね
私も看護師になる前までは不思議に思っていた病気です
痛風の偽物ってどゆこと??って思っていましたから(笑)
痛風と偽痛風はまったくの別の疾患になります
名前が似ているからややこしいですが
まったくの別の原因疾患になります。
『痛風』の原因は尿酸結晶が足の指の関節に沈着する事で発生します
『偽痛風』は痛風の症状と似ているだけで
因子となるものは『ピロリン酸カルシウム』というカルシウムが関節に
沈着することで発生します。
レントゲンや穿刺&顕微鏡の検査で診断がつきます。
痛風は足の指の関節に発生するのが主ですが
偽痛風は身体の関節(足・手・肩・膝・肘・腰・股関節など)いろんな部位で発生します。
急に痛みが発生して数日で改善する時もあれば
持続性があり数週間以上改善しない場合もあります
治療はステロイド注射や痛み止めの内服治療ですが
痛みが強い時はステロイド注射をすればだいたいの方はすぐに痛みが緩和している印象が強いです。
利用者様もこの偽痛風と診断されたことがある方は今まで何人も居られます
5,60歳から90歳近くまでの女性に多い傾向があるのが偽痛風になります。
関節の痛みはある程度の年齢になれば発生しやすい症状だと思います
老化・リウマチ・変形性関節症・化膿性関節炎・更年期障害・腫瘍・感染症など
関節痛の原因となる誘因をあげたらキリがありません。
関節痛を訴える利用者様が居られれば
症状や程度、訴え、持続性など把握し原因の追求と改善・緩和ができるように
していきたいと思っております。
関節の痛みや筋力の低下、認知機能の低下
たくさんの病気を利用者様は抱えております。
それでも、
カメラを向けると利用者様はみなさん
笑ってくれます
みなさん良い表情をしてくれます
でも、、、、
利用者様のほとんどの方が基礎疾患を患い
抱えている病気と向き合いながら
時に苦しみ
時に落ち込み
時に喜び
抱えている病気や症状と付き合いながら生活をしております
どんな職員に寄り添ってほしいか
どんなケアや看護をすれば利用者様は
向き合っている病気や症状が緩和するのか
悩みを抱えていない方はおられません。
笑顔の裏には
悩みや葛藤、不安さまざまな感情を
みなさんお持ちです。
精神面だけでも良いので
シーハーツ松戸にいることで
気分が紛れたり
不安が軽減したり
心に余裕が出来たりすれば幸いです。
ネガティブな考えではなく
前を向いた楽しい人生をシーハーツ松戸で
利用者様が日々送ることができれば
本当に良い施設になると思っております。
利用者様が
抱えている病気や症状に
一喜一憂することがないように
少しでも役に立てるように頑張りたいと思います