相談員の深田です。
13年もの間シーハーツ松戸で生活されていた入居者様が、先日天国へ旅立たれました。
今年に入り急激に食欲が落ていましたが、
「3月末のお誕生日を目指そう!」
とご家族と話し合い、あの手この手で様々なアプローチをして来ました。
そして無事にお誕生日を迎えられたころには体調もだいぶ安定され、危険な状態から脱するほどまでの回復を見せて下さいました。
ご自分で箸を持ってお食事ができるようになった際は、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
御年98歳。
とても強くて優しい入居者様でした。
2階の南の角部屋にお住いでした。
日当たりが良くとても素敵なお部屋です。
ご自分のお部屋をものすごく気に入っていました。
このお部屋にはそのうちまた新しい入居者様がいらっしゃることになります。
お部屋の前を通るたび、本当にいなくなっちゃったのかぁ・・と未だに信じられない気持ちです。
葬儀では挨拶のうちの半分以上をシーハーツ松戸の話をして下さった、と施設長から聞きました。
ありがたい気持ちでいっぱいです。
この仕事はたくさんの出会いと別れがあります。
お別れは何回繰り返していても慣れることはなくって、いつも気持ちが沈んでしまいます。
でも私たちは、入居者様から教えていただいたこと・学ばせていただいたことを次へ活かし、前に進まなければいけません。
13年間一緒に過ごした思い出を胸に、もっともっと素敵な施設を目指してみんなで頑張っていきたいと思います。