相談員の深田です。
2階にお住いのI様は、今年に入りお食事量がガクンと落ちてしまいました。
年齢的な問題や症状の悪化でお食事を嫌がり、摂取量が著しく低下してしまったのです。
私たちは嫌がっているI様にどのようなアプローチをするべきなのか、
早急にアセスメントを行いました。
提供する医療サービスを整え、ご家族とも面談を重ね、
I様の現状や今後予想される状態を説明いたしました。
お食事を嫌がっているからといって諦めたり、
「可哀想」「そこまでやる必要がない」
と主観的な判断をして食事の介入をやめることは簡単です。
これらは誰でもできる判断であり、楽な考え方となります。
しかし、私たちはプロである以上ご家族の想いを尊重し、
出来る限りのケアを提供する必要があります。
もちろん、どこまで介入してどこまでサービスを提供して行くかは
ご家族、医師、看護師と相談して決定したなかで実践しております。
一時的にご本人に辛い思いをさせてしまう事はありますが、
ご家族の希望も尊重したなかで出来る事は諦めずにやっています。
多くの時間を費やしたとしても沢山のアプローチを試してみて、
続けていくことに意味があると思っております。
そして・・・
最近のI様は、まだまだお食事を嫌がる場面はありますが
摂取量が目に見えて改善してきました
安心の気持ち、嬉しい気持ち、
色々な感情が湧き上がってきております。
本当に嬉しいです!
何よりも
I様、よく頑張って下さいました。
辛い気持ちがあるなか、頑張ってくれてありがとうございます。
「絶対にまたI様の笑顔を見たい!」
この一心で私たちも頑張ることが出来ました。
絶対お元気になって下さると信じ、毎日向き合ってきて良かったと心から思います。
今日の餃子パーティーにも元気に参加されたI様です。
私たちの介助ではなく自らの力で、4種の餃子を見事完食
I様はお蕎麦が大好きなので
出前のおそばを食べられるくらい元気になれると良いなぁと思います