こんにちは!相談員の深田です。
今日のお昼は、厨房さんにペースト食とキザミ食を作ってもらいスタッフで試食会を行いました。
シーハーツ松戸では現在9名の入居者様がペースト食、10名の入居者様がキザミ食を召し上がっています。
ペースト食ってどんな味がするの?何を食べてるのか分かる?
飲み込みやすさは?キザミ食との違いは?等々。
普段一番近くでケアしている私たちがそれを知ることで、また違った視点で入居者様のお食事について考えられるのでは。
そのきっかけになれば良いな、と思い試食会を開催しました。
1枚目の写真に写っているのはケアスタッフの及川さん。
まずペースト食を食べてもらいました。
「メインの鯖は美味しいけど酢の物は不味いですね。」とのこと。
ペーストのご飯も口の中に残って飲み込みにくいと感じたそうです。続いてキザミ食を試食。
キザミ食とペースト食は、見た目以上に味に違いを感じたそうです。キザミ食は何を食べているかちゃんと分るから美味しいと言っていました。
嚥下状態が悪くなり誤嚥のリスクが高い場合など、ペースト食の導入がやむを得ないケースもあります。
今日及川さんはすごく良いことを言っていたので書かせてもらいます。
ムセ込みがなく安全に食べられるのであれば食事の形態は落としたくないですね。
キザミとムースってこんなに違うんだって、実際食べてみて驚きました。
だから時間が掛かるからとかそういった理由で食形態を落とすようなことはしたくないですね。
食事を食べるペースは人それぞれだから、別にゆっくり食べたって良いと思う。
自分たちが臨機応変に対応すれば済むことですもんね。
こんな感想を話してくれました。
入居者様の気持ちになって物事を考えるって、本当に大切なことだと思います。
及川さんのこういう考えが聞けて試食会をやって良かった!と嬉しくなりました。
その後福田さんと染谷さんも来てくれて、みんなで色んな意見を交わすことが出来ました。
キザミ食のお魚はパサつきがちだから、嚥下の力が弱い入居者様には出汁のトロミを掛けた方が良いかもね、という意見が出ました。
ペースト食を美味しく召し上がっていただく為に、お粥に味の濃いおかずをのせた方が食べやすいね、という発見もありました。
みんなで色々話し合って意見交換していきながら、今よりももっと良いケアを目指したいと思います。