「今日のじゃなくていいから、新聞貸してくれる?俳句や四字熟語とか色々載っているから
書き写そうと思って。字って、書かないと忘れちゃうし」
その方は昨日の新聞紙を一枚だけ抜いて、お部屋へと帰って行かれました。
もともと筆まめな方で、ご家族へお手紙をよく書いてらっしゃいます。
「歩けなくなっちゃうのは嫌だから、散歩してくるね」
「世の中の事を知りたいから、新聞を読まなくちゃ」
「一人でいたら声が出にくくなっちゃうから、おしゃべりしないとね」
「元気でいられるうちは、新しいことに挑戦していくことも大事だよね」
入居者の皆様から良く聞かれる言葉です。
ご自分のできる範囲の中で、いつまでも元気で生活していくために
こつこつ頑張っていらっしゃる姿に、いつも私達スタッフは励まされています。