群馬県桐生市は全国に誇る刺繍の産地です。伝統的な横振刺繍から工場で製造する繊細な刺繍まで、多様なニーズに対応した製造を行う工場や職人が集積しています。桐生市刺繍商工業協同組合は、桐生の刺繍とエンターテインメントを掛け合わせる試みとして、株式会社バンダイナムコエンターテインメントと共催し「桐生市オリジナルどんちゃんきせかえコンテスト」を開催しました。2018年10月末から2019年1月10日までの募集期間で、北海道から広島県、島根県、愛媛県まで全国各地から207件(ワンダースクールWEBページ60件、郵送110件、展示会来場者37件)の応募が寄せられました。「桐生市をイメージしたオリジナルのどんちゃんきせかえデザイン」ということで、食に関するもの、祭りに関するもの、地域の動植物に関するものなど、桐生の魅力がいっぱい詰まった素晴らしい作品ばかりでした。生刺繍商工業協同組合において厳正な選考を行った結果、全応募作品の中から、グランプリ1点、佳作3点の入賞作品を決定しました。グランプリは、群馬県のずーみんさんの「桐生八木節まつりで踊るどんちゃん」に決定しました。「桐生市民のみならず、今や全国各地から62万人が訪れる桐生八木節まつり。桐生八木節まつりの最大の魅力は、訪れた誰もがまつりに参加して、八木節音頭に合わせて踊れることにあります。ずーみんさんの応募作品は、祭りの楽しさや熱気と同時に、桐生の歴史的な部分も上手く表現されていた」ということが受賞の理由です。受賞作品は、BNEのデザイナーによって公式デザインとして書き起こされ、今後様々な場面で桐生と刺繍のPRキャラクターとして活躍していきます。.