看護師の山崎です。
新型コロナウイルスが今年の5月より2類から5類に移行となりました。
感染症法上の分類では新型コロナウイルスが5類になった事で
●感染力が弱まった。
●新型コロナウイルスが緩和した。
●感染者数が減った。
などなど、、、
世間の新型コロナウイルスの印象や考え方も変わってきているような印象です。
7日間だった自宅待機の期間も5日間に短縮したり
成人者が罹患した場合の症状があまりなかったりしていることなど
ニュースで取り上げることも減っている事から
新型コロナウイルスの情報や知識がかなり偏っているケースもでているような気がします。
私達
医療従事者・福祉施設で勤務する職員や
感染対策を統括する人たちは
正しい知識
正しい感染対策
正しい予防策
を実践しなければいけないと思っております。
感染対策の実践をたくさん経験しているスタッフでチームを作り
正しい手段で共存しながらコロナ感染症と向き合わないと
いけないと考えております。
感染対策の指揮が不安定だと
現場は混乱となり得る為
経験者でチームを作る事が望ましいと思っております。
コロナウイルスと共存した業務をしなければいけない為
経験が物凄い問われます。
教科書通りにはまったくできません。
現在、陽性者の自宅待機(外出を控える)期間は5日間となっておりますが
実際には発症後7日~10日間経っても感染性のウイルスを陽性者は排出している状況となります。
発症後7日間経過で15%
発症後11日目でようやく4%まで下降となります。
なので5日間経過しても
症状のある方や無症状でもウイルスを排出している方は多く居られる状況となります。
発症後5日間は
『他者に感染するリスクが物凄い高い』という意味で
自宅待機が5日間になっているだけで
5日間以降も感染力はまだまだある状況です。
老人施設や病院では
『5日間ルール』は通用しません。
松戸市の病院も老人施設も
新型コロナウイルス陽性者は多く
クラスターがたくさんの場所でクラスターが
発生している状況です。
先週、救急車に乗って病院付き添いをしたときは
救急車の行列が病院の外で発生しており
救急車の中で50分近く待たされるようなこともありました。
原因は新型コロナウイルスの陽性者の増加に伴った病院の圧迫になります。
スタッフや利用者様がコロナに感染してしまう事は
不可抗力な事ですべてを防ぐことはできませんが
感染した場合の対応やその後の行動・検査においては
初動がとても大切で迅速な検査の実施と正しい感染対策が
必要だと考えております。
シーハーツ松戸のスタッフ一人一人が
感染症の知識を身につけ
正しい行動を取らなければいけません。
もっともっと
感染症に対する知識や技術、行動力を
高めなければいけないと実感しております。
来月は感染症強化月間にしたいと個人的には思っております
新型コロナウイルスの感染症が拡大している事に伴って
たくさんのご迷惑をかけてしまう事が多くあると思います。
老人施設は集団生活である事からリスクは自宅より遥かに大きくなってしまいます。
家族の方のご理解と利用者様の協力がどうしても必要となります。
スタッフ一同
新型コロナウイルスと向き合いながら
利用者様の安全を守っていきたいと思います。