看護師の山崎です

 

 

今日は看護師の仕事内容をご紹介したいと思います。

 

 

 

看護師の仕事ってどんな仕事をしていると思いますか???

 

●点滴行う

●処置を行う

●医療行為を行う

●医師の診療の補助を行う

●病状の観察・管理を行う

 

こんな感じが世間一般的な看護業務のイメージだと思います

 

 

本日は、

施設看護師の役割である看護業務の一つを

ご紹介したいと思います。

 

 

 

『腎臓の機能!!!』

 

患者さんや利用者様の

腎臓の機能を必ず毎回チェックし確認しているかどうか!!

 

そして、

 

●利用者様が服用している内服薬をすべて把握する事

●利用者様の腎臓の採血データを把握している事

 

 

これらが施設看護師の役割の一つになります。

 

 

なぜ腎臓なのか!!

 

 

 

人間が服用した薬のほとんどが腎臓で排泄されます(腎排泄性)

 

肝臓から胆汁として排泄される薬もありますが

ほとんどの薬が腎臓から排泄されております。

 

 

 

薬は腎臓で排泄される為、

腎臓の機能が悪いと薬が体外に排泄されず

 

●薬の効果を正しく受ける事ができなくなる

●薬の副作用が発生しやすくなる

●血中濃度が高くなる

●尿毒症になってしまう

 

 

上記のようにさまざまなトラブルが起きてしまいます。

 

 

そうなるとどうなってしまうのか!!!!

 

 

どうなると思いますか????

 

 

医師が指示した薬を正しい量・回数

服用する事ができなくなってしまいます。

 

医師が本来投与したい量を投与できず

『減薬・投与回数の減・中止』

これらの判断をしなければいけない状況になってしまうこともあります

 

 

 

●痛み止め

●利尿剤

●抗生剤

●降圧剤

●高尿酸血症などなど

 

多くの薬の使用の制限が必要となってしまいます。

 

 

 

『炎症反応が高くなって抗生剤を投与したい』

 

『頭痛や腹痛、骨折などで痛み止めを使用したい!!!』

 

『足のむくみが強く利尿剤を使用したい!』

 

『痛風が酷く高尿酸血症の薬を投与したい』

 

 

腎臓の機能が悪い事で

上記のような問題発生時に治療の妨げとなってしまい

薬を『正しい量投与できない』又は『投与すらできない』等の判断になってしまうこともあります。

 

 

 

利用者様が痛みや苦痛で困っている時に

薬の正しい量の投与が出来ず

症状のアプローチが100%出来なくなってしまう場合があります。

 

 

なので利用者様の腎臓の採血データを把握する事が施設看護師の役割にもなります

 

それだけではなく

痛み止め(NSAIDs)を長期的に常に服用する事で

副作用により腎臓の機能がさらに低下してしまうケースもあります。

 

有名な痛み止めの薬がボルタレン錠・ロキソニン錠・セレコックスなどなど

 

 

 

施設看護師は利用者様の服用している薬がどのような作用になってしまうのか管理をする為に

 

『服用している薬の種類』と『薬の副作用』と『腎臓の機能の程度』

 

これらをチェックし往診医師へ報告をして

トラブル回避をなるべくできるように仕事をしております。

 

 

 

腎臓の機能をしっかり正常にしておく事!!

 

とても大切な事なんです。

 

 

これは医療を受ける上でとても重要な事になりますので

ご家族の方も採血を定期的に行い腎臓の機能チェックをしてみては

いかがですか??

 

 

 

 

 

利尿剤を長期投与しているK様。

 

腎臓の機能だけではなく

電解質、特にカリウム管理も併用して

K様の健康管理をしております

 

 

 

 

 

 

痛み止めを長く服用しているS様。

 

腎臓の機能を見ながら

痛み止めの投与量や投与方法を調整しながら

管理をしております。

 

 

 

薬は一長一短です。

 

病気を治してくれる時もあれば

逆に悪くなってしまう因子になりうる場合もあります。

 

 

 

 

 

 

利用者様が『薬』をメリットとして使用できる環境を

如何に作る事ができるか!

 

 

これが施設看護師の大切な仕事業務の一つだと認識しております