松戸オリジナル 「認知症の勉強会」

相談員の深田です。

 

 

昨日は認知症の勉強会を行いました。

 

 

講師は看護師の山崎さん。

現場の介護士のための勉強会でしたが

他セクションの職員もたくさん参加してくれました。

 

 

 

認知症、認知症、、、、

 

このブログにも「認知症」という言葉が

よく出てきます。

 

高齢者を介護するにあたって

認知症は切っても切れない関係です。

 

 

「認知症」という言葉は

2004年から公に使われ始めました。

 

昔は「物忘れ」や「ぼけ」などと言われたり

私が新卒で働いていた頃は「痴呆症」と呼んでいました。

 

 

今考えると

その呼称では症状が一括りにされがちで

かなり曖昧な表現であったことが分かります。

 

 

「認知症」という名称も賛否が分かれるそうですが

認知症の中核症状を考えてみると、この名称は

とても的確な表現だと私は感じています。

 

 

四大認知症といわれる

 

・アルツハイマー型認知症

・脳血管性認知症

・レビー小体型認知症

・前頭葉側頭葉型認知症

 

 

これらの認知症の違いや特徴について

山崎さんから説明があったのち、

 

 

シーハーツ松戸で認知症を患っている入居者様が

この4つのうちどの認知症に該当するのか?

 

という質問がありました。

 

 

 

みんな言葉に詰まってしまい

結局講師自らが答えることになっていましたが、

実際に自分たちが関わっている入居者様を事例にあげることで、よりイメージがつきやすくなったのでは・・・と思います。

 

資料に沿ってやる勉強会と違い、

現実味があって参加している職員の表情も

活き活きとしていました。

 

続いて

認知症の中核症状と周辺症状の違い。

 

※中核症状と周辺症状については、詳しく書くと長くなるので割愛します。

 

 

最後に

中核症状や周辺症状についても、

入居者様数名の事例をあげて詳しく説明がありました。

 

 

なぜ〇〇様がその様な行動をとるのか?

 

こういう中核症状があり、

それによりこのような周辺症状がみられる。

 

結果、その行動を起こしている。

みんな

 

「なるほど~」

「そういうことだったのかぁ・・・」

「知らなかった」

 

と口々に言っていました。

 

 

情報収集と課題分析の大切さを

改めて感じました。

 

 

今回の勉強会を通して私は

 

 

・入居者様の病気に対する理解が足りない。

・もっている病気によりどの様な症状が出るのか、知識が足りない。

 

このままでは自分の成長は頭打ちだ・・と感じました。

もっと医療の知識を持たなくてはいけません。

 

全入居者様の抱えている病気を把握し、

その病気への理解を深めることで

今よりもっと皆さまに寄り添ったケアができるはずです。

 

入居者様の抱えている悩みは

病気に関すること、健康に関すること、

それらが殆どを占めているんです。

 

誰かが理解してくれることで

入居者様の安心に繋がると考えます。

 

 

 

「きちんとみる」

 

これが私にはまだ出来ていません。

反省。

 

 

 

 

今回の勉強会で、

 

知識に基づき的確なケアをすることにより

仕事がもっとやりやすくなる。楽しくなる。

入居者様の生活の質を上げることが出来る。

そして、施設全体の方向性が定まる。

 

 

そのことをみんなに伝えたくて、山崎さんは

勉強会を開催してくれたのだと思います。

 

自分が10年以上かけて勉強してきた知識を

施設のために、とみんなに伝授してくれました。

本当にありがたいことです。

 

 

 

 

 

今回の勉強会の1番のポイントは

 

認知症の周辺症状は周りの環境や

介護者によって良くもなり悪くもなる

 

この部分だな、と思います。

 

 

 

 

・どんな声掛けをするべきか

・目線の高さは?

・どんな表情で接したらいい?

・声のトーンは?

・話し方のスピードは?

などなど・・・

 

これらのことに気を遣い

入居者様が安心して生活できる環境を

私たち介護者が整える必要があります。

 

 

誰だって居心地の良い環境で

生活したいですもんね。

 

 

今回の勉強会で学んだことを活かし、

一人一人が前向きに仕事に取り組んでいけたら良いなぁ、と思います😊✨