看護師の山崎です。
今日は夕食前の施設の取り組みをご紹介致します。
夕食時のみ限らず
朝・昼・夕の食事前に必ず
嚥下体操をシーハーツ松戸では実施しております。
嚥下体操をする理由の一番の目的は
『安全に食事を食べてもらう為。』
ご高齢になると食事中のムセ込みや噛む回数の減少、飲み込むタイミングの変化など
さまざまな問題が無意識に発生してしまいます。
その結果
誤嚥性肺炎を起こしてしまう事があり
食事前の嚥下体操の必要度はかなり高いと思っております。
誤嚥性肺炎を起こさなかったとしても
食事中にムセ込みや食べこぼしがあると辛いし楽しい時間の食事のはずが嫌な時間になってしまいますよね・・・。
嚥下体操をすることで
飲み込む筋肉の強化や食べこぼしを減少させる効果を得ることが出来るだけでなく
正しい覚醒状況で食事を食べることが出来るようになります。
食事が開始する30分前から嚥下体操を実施して
安全に食事をする準備をします。
今日の夕食前の2階の嚥下体操をしてくれたのは
介護士の染谷さんです。
とても進行が上手で利用者様が真剣に取り組むような声掛けや姿勢で嚥下体操をしてくれます。
写真のように利用者様の表情は真剣そのものです。
みんなで揃えて
『パ・タ・カ・ラ』と大きな声で発音しています。
『パ』の発音をすることで
口を閉める機能の低下防止や食べこぼしを減少させる働きがあります。
『タ』の発音をすることで
食べ物をつぶす機能の低下防止の効果があります。
『カ』の発音をすることで
食べ物を飲み込む機能の低下防止や誤嚥を防止するトレーニングになります。
『ラ』の発音をすることで
食べ物をまとめて喉の奥に送り込む機能の低下防止の効果があります。
『パタカラ』効果はとても有名であり知名度も高いです。
発音良く
発するだけではなく唇の動作や特有の発声方法で実施することでより効果を得ることができます。
写真のようにみなさん集中して嚥下体操に参加してくれております。😊
そんな利用者様を見ていて嬉しくもあり安心もしております。