相談員の深田です。
シーハーツ松戸には食事委員会というものがありまして、看護師の山崎さんを委員長に介護士の斎藤さんと私の3人で活動をしています。
今回食事委員会の活動をするにあたり、摂食・嚥下障害の本を買ってみました。
(でも言語聴覚士向けの本なので内容が難しいんです・・😓かいつまんで最後まで読んでみたいと思います。)
このように少しずつ勉強をしたり山崎さんに色々教えてもらいながら「摂食・嚥下の5期モデル」というものが食行動において重要になることを学びました。
5期モデルは①先行期②準備期③口腔期④咽頭期⑤食道期の5つに分かれています。
今回はこの5期モデルの詳しい説明は省略します。
5期モデルの中でも重要と言われている①の先行期において、シーハーツ松戸ではどの様なアプローチを行っているのかを今回ブログに書きたいと思います😊
先行期とは摂取行為を発動させるための期間です。
皆さまに「今から食事なんだ」ということを理解し認識していただくための大切な期間となります。
例えば、お食事前に温かいおしぼりで手を拭くこと。
これは何気ない行動に見えますが【おしぼりで手を拭く=食事前の行動=今からごはんを食べる🍙】と、過去の経験や記憶に結びつけることが出来ます。
そして食事を摂る段階になったとき、見た目・匂い・味・硬さなどを5感で認識し、どれくらい口に含みどのように食べたらよいのかを判断します。
シーハーツ松戸ではお食事前に口腔体操をし、最後に献立を読み上げるようにしています。
口腔体操は舌や口の周りの筋肉を動かすことで噛んだり飲み込んだりの動作がスムーズになる効果が期待できます。
また、唾液の分泌を促すことで食べ物が喉を通りやすくなります。
献立を耳にすることにより「今から食事」という認識を深めることにも繋がります。
これらは食事前のアプローチとしてとても大切な事です。
昔は無意識のうちに出来ていたことも、加齢によりそれが少しずつ難しくなってきます。
入居者様の持つ能力をいかに維持・向上して行くのかが私たちに求められている事です。
入居者様が今日も明日も美味しくごはんを食べられるように✨
その為に何をすれば良いのかを常に考え、皆さまと関わって行きたいと思います😊