こんにちは。相談員の深田です。
昨日一昨日とケアマネージャーの研修に参加し、「筋骨格系疾患」と「廃用症候群」について勉強してきました。
介護が必要になった主な原因の約4割を占めているのがこの二つの病気です。
今回は「廃用症候群」について書こうと思います。
廃用症候群は「生活不活発病」とも呼ばれ、身体を動かさないために起こる様々な心身の機能低下のことをいいます。
例えば「骨折の治療のためにギブス固定をしていたら筋肉が痩せてしまった」など、局所的な廃用症候群は数日間の不動で簡単に生じます。
そして、ちょっとしたきっかけで誰もが発症する可能性のある身近な病気といえます。
2週間寝たきりの生活を送ることで、実に7年分の筋肉を失うとも言われているそうです。
しかし、廃用症候群は適切な運動や生活習慣によって回復が見込める病気でもあります。
まずは食習慣を見直し、散歩やリハビリなどの運動を習慣化します。
習慣化には「やりがい」「生きがい」の創出が大切です。
「楽しい!」と思う気持ちを引き出すことは、不活動状態から抜け出すきっかけになるのだと思います。
私たちの役目は、皆さまの「楽しい!」を引き出すことです。
10年前の東日本大震災の仮設住宅では多くの高齢者が廃用症候群を発症し、社会問題となりました。
予防のために運動を積極的に取り入れていたそうです。
仮設住宅といえばラジオ体操を思い浮かべる方も多いのでは思います。
東日本大震災においては今月中に殆どの仮設住宅が解消される見込みとなっていますが、福島第1原発のある双葉町などは未だに解消時期を見通せていないそうです。
もう10年なのか、まだ10年なのか。
人によって感じ方はそれぞれですね。
私が相談員になったのも震災の年だったなぁとふと思い出しました。
反省ばかりの10年です。(育休があり正味10年ではありませんが。)
今一度気を引き締めて参りたいと思います。
※今月の請求書に、画像のようなお手紙を同封いたしました。
ご拝読いただけけると幸いです😊