相談員の深田です。
直接的な表現の題名だとは思いますが、私たちの仕事において認知症は切っても切れない病気なので、ご理解いただければと思います。
先日ケアマネージャーの研修で認知症について勉強をして来ました。
長生きをすればするほど、認知症というのは誰にでもなりうる病気です。
四つの代表的な認知症であるアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症のなかで、私が特に関わることが多いのがアルツハイマー型認知症です。
ご存知の通り、現在アルツハイマー型認知症には特効薬がないのですが、数種類の治療薬が保険適用になっています。
覚醒レベルを上げて意欲を向上させ、認知機能を高める薬です。
これらの薬剤は認知機能を高めますが、妄想などの精神症状や徘徊、不安などの行動・心理症状がかえって強くなることがあるそうです。
アルツハイマー型認知症の薬を保険適用から外し、薬ではなくケアで認知症に対しアプローチをして行こうと治療方針を切り替えている国もあります。
( 薬物療法が有効なケースもあるのでこれは極端な例だとは思いますが。 )
しかしそれ程、アルツハイマー型認知症に対しては日常的なケアが大切だということです。
症状が初期であり軽度であるほど、的確なケアによって進行を遅らせることが出来ます。
「嬉しい」という感情、安心できる環境、肯定してもらえる環境を整えることで、症状が改善する可能性があります。
ケアをする側の優しい声掛けは、病の改善にも繋がるのだと改めて実感しました。
入居者様の性格や生活歴などを知ると共に、皆さまの抱えていらっしゃる病気についても理解し、勉強する事が大切だと思います。私自身まだまだ勉強が必要です。
『本人の尊厳を尊重するケア』
ものすごく奥が深く、実現する為には多くの知識や経験、理解、そして向上心が必要です。
研修で学んだことを活かし、皆さまにより良いケアを提供出来るよう頑張ります。
余談ですが、この写真はうちの娘が描いたドラえもんです。
何もできなかった赤ん坊が4年経ってこんな事まで出来るようになるとは・・・
人間日々成長ですね✨